世界陸上2019が9月27日ー10月6日までカタール・ドーハで行われています。
日本期待のサニブラウン選手が準決勝に出場しましたが、なんとスタートで大幅に遅れ、5着となり残念ながら決勝に進出することができませんでした。
スタートに出遅れた理由に、サニブラウン選手は「号砲が全然聞こえなくて・・」と答えているのが気になったので映像と共に検証してみたいと思います。
【世界陸上2019】サニブラウン準決勝スタート出遅れ動画がこれだ
では世界陸上男子100m準決勝1組のサニブラウン選手の出遅れ映像をまず振り返って見ましょう。
サニブラウン選手は一番手前の1コースになります。
https://www.youtube.com/watch?v=JQMQDOa0tuE
なるほど。確かにありえないほどに大幅に遅れていますね。
しかしこれだけ遅れて10秒15というのもすごいですが、結果は5着で決勝進出はなりませんでした。
ここまで出遅れてしまうことは世界を舞台にしている選手としてはかなり珍しいケースになるのではないでしょうか。
サニブラウンのスタート出遅れは号砲が原因?
よほどショックだったのでしょうか。
レース後のサニブラウン選手のインタビューで、サニブラウン選手はすかさず「号砲が全然聞こえなくて・・」とインタビューで発言していました。
「(号砲の)音が全然聞こえなくて、マジかと思った。なんともいえない」
--スタートで出遅れた
「前半は遅れて、なんだかなという感じだった。あと少しというところで、のんびりしてしまった。いかに最初が大事かとわかるレースだった」
引用:https://headlines.yahoo.co.jp
これは言い訳とかそういうのではなく、本人の純粋な「感想」であり「驚き」だったのでしょう。
もう一度、映像を確認してみると、VTRで聞く限りでは号砲はしっかりと鳴っているように思えますが・・。
どうしてサニブラウン選手にはこの号砲が全く聞こえなかったのでしょうか。
サニブラウンの100mスタート出遅れ理由
集中しすぎた
実は稀に、人間は集中し過ぎると音が聞こえなくなるというケースもあるそうです。
しかしながらネット上での情報としてはそのようなケースがあるのは発達障害での傾向として語られていました。
サニブラウン選手は別に発達障害というわけではありませんので、そういったケースには当てはまらないとは思うのですが、ひょっとすると集中しすぎてたまたま耳に入らなかったのかもしれません。
サニブラウン選手の集中力と今回のスタート出遅れの関係性はあるようでないような?はっきりとはしませんね。
号砲の音の質や距離
実は、スターターピストルの音が、号砲から一番遠い選手には聞こえにくいという事例があることがわかりました。
以前はピストルでしたが、2010年あたりからは、ピストルと「デジタルスピーカー」との時差が生まれてしまうため、「消音」ピストル技術が採用されたようです。
五輪陸上競技種目でスターターピストルが使われなくなった理由、知ってます?
答えは、ピストルから一番遠いランナーのスタートが目に見えて遅いから。これって補助のデジタルスピーカー置いてもダメなんだそうですよ? ひょえ~ですよね!
前々から各ランナーの後ろに置いたスピーカーから発砲音は同時に出していたのですが、ランナーはスピーカーからちっこい音が先に聞こえても実際の発砲音が届くまでついつい待機してしまうんだそうでして…。
引用:https://www.gizmodo.jp/
どちらかというとこちらの理由の方がしっくりくるのではないでしょうか。
今の時代はピストルには火薬が入っていなくて、ピストルの形をした単なるスイッチで、スターターがそのスイッチを押すと電動連発式信号機というものが「音」を出す仕組みになっているそうです。
これが何かしらの理由で、他の選手よりもサニブラウン選手にとっては聞こえにくかったということなのでしょう。
まとめ
ということで今回は世界陸上2019の100m男子準決勝で大幅に遅れたサニブラウン選手のスタートを振り返りその理由や原因を探ってみました
何れにしても本当に残念で、あの出遅れで10秒15ですから、もしあのスタート出遅れがなければ日本新記録が出ていた可能性もあると思うとくやしいですね。
でも言っても仕方がありませんし、世界陸上はまだまだ続きます!
サニブラン選手まだ400mリレーもありますからそちらでのロケットスタートに期待したいですね!
400mリレー予選は10月4日です!眠い時間帯かもしれませんが日本から応援しましょう!
最後まで読んでくださり
ありがとうございました。