なんだか驚きのニュースが飛び込んできました。
全米初の大麻カフェがアメリカのロサンゼルスにオープンしました。
正直日本人としては「大麻カフェ」なんてちょっと理解に苦しみますが、そもそもその大麻カフェとは一体どういったものなのかそして合法化された大麻カフェの実態を探りたいと思います。
全米初の大麻カフェがロサンゼルスにオープン
嗜好(しこう)用マリフアナが合法化されている米カリフォルニア州のロサンゼルスで、全米初となる大麻カフェ「ロウェル・ファームズ:カナビス・カフェ」が開店した。産地直送の素材を使った料理を提供し、店内では大麻が吸引できる。
ロサンゼルスのウエストハリウッド地区は、大麻消費施設の営業免許制度を創設し、これまでに300以上の出店申請を受け付けた。営業免許を取得したのはロウェル・ファームズが初めてだという。
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/
大麻カフェとは何か
これを一言でいうと、大麻が吸引できるカフェということになりますね。
これだけ聞くと、日本人には全くもって意味不明ですね。。
ロサンゼルスにオープンするその大麻カフェの名前は「ロウェル・ファームズ:カビナス・カフェ」です。
料理長(アンドレア・ドラマー氏)は大麻の成分「THC」や「CBD」を使った料理で有名になった人物だそうですね。
ただし、法律上の規制があるため、この大麻カフェでは料理に大麻は使われないとのこと。
大麻については「テーブルサイド・フラワー・サービス」と呼ばれるソムリエが、種類の違いや香り、作用などについて説明する。
客は店内で紙巻きやパイプ、水キセルを使ってマリフアナを吸引できる。店は喫煙区画と禁煙区画に仕切られており、屋内は全面喫煙区画に指定されている。
同店の広報は「合法化された大麻の世界で、誰もが消費について楽しく学べる快適で安全な環境を提供する」と話している。
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/
大麻カフェは合法なの?
大麻は乱用すると幻覚症状や情緒不安定に陥るもので、日本では所持や栽培が禁止されています!
日本では、現在大麻は脳に影響を与える違法な薬物として認知されていますので、こういった「大麻カフェ」なんてニュースを聞くと全くもって理解に苦しむ訳ですが、実は昨今北米地域では大麻の合法化が進んでいることが背景にあるようです。
大麻=危険薬物という認識ではなく「嗜好品」としてタバコやお酒といった部類にカテロライズし始めているということですね。
しかしながらそういった背景により、禁止されている日本国内への密輸や大麻検挙率が2018年以前の5年間で2倍に膨れ上がっていることが社会問題になっています。
北米で大麻合法化の理由
北米での大麻合法化の主な理由は、
- 大麻を政府が管理することで犯罪組織の資金源になるのを防ぐため
- 大麻に関する産業での税収の増加
などが挙げられます。
国の税収を上げるために危険を伴う大麻の使用を合法化するというのはなんとも恐ろしい気がしますが・・。
大麻カフェって他の国にもあるの?
大麻が合法の国で有名なのはオランダです。
オランダはヨーロッパの中でも一番早く大麻を合法化した国です。
オランダにはやはり「大麻カフェ(コーヒーショップ)」なるものが存在するようですね。
オランダにおけるコーヒーショップ (Coffeeshop) とは、寛容政策(Gedoogbeleid)により、オランダアヘン法に従った一定の量の販売と所持が許可されているソフトドラッグの大麻を含む製品を、個人使用のために販売する小売店のことである。引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/
普通の珈琲屋さんだと思って間違えて入らないようにしなければなりませんね。(汗
ちなみにその他の大麻が合法化されている国は、
- ベルギー
- ポルトガル
- スペイン
- チェコ
- ドイツ
- カナダ
- ウルグアイ
- アメリカ(州によって異なる)
などですね。
意外に多いことにびっくりです。
大麻カフェって観光客や日本人はどうなるの?
日本の法律では、大麻所持は違法であり、大麻取締法は「合法化」されている国にいても適用されます!大麻合法の国にいるからと油断しないでください!
大麻取締法は国外でも適用されますが、ただ日本の法律では「使用」に関しては罰せられないのが実情のため、海外での大麻の使用に関しては意見が別れていたり、日本での合法化の声もゼロではない可能性もあります。
しかしながら、現時点では日本では基本的に「大麻=NO」の法律が適用されていますし、使用後の「依存症状」が出る可能性もゼロではありませんので、注意が必要ですし、
興味本位での使用は決しておすすめしません!
大麻カフェの体への影響
大麻というのは基本的に使用方法を間違えなければ、医療薬品にもなるものです。
がん末期で死を直前にした患者へのマリファナ投与で痛みを和らげる治療なども聞いたことがあると思いますが、
大麻に含有されるテトラヒドロカンナビノール (THC) やその他のカンナビノイド(CBD)などの成分は、医療を目的として使用されることがあります。
鎮痛作用、沈静作用、催眠作用、食欲増進作用、抗癌作用、眼圧の緩和、嘔吐の抑制などがありますが、これはあくまで「医療大麻」と認識される場合での使用方法であって、
なんでもかんでも「大麻」を吸引すれば=体に良いといったことではないので専門知識や正しい使用方法を知らずに絶対に使ってはいけません。
まとめ
ということで全米初の大麻カフェ「ロウェル・ファームズ:カビナス・カフェ」について気になることを調べてお伝えしました。
現状としてはあまりおすすめはしたくないカフェですが、世界の傾向を知るという意味では貴重な情報として頭の片隅に置いておくことも大事かもしれませんね。
最後まで読んでくださり
ありがとうございました。