脳を食べるアメーバって何?(画像)アメリカ少女はなぜ感染?原因や日本の川湖での危険性や予防策

こんにちは!mediancafe運営者のモカです。

また海外から今まで聞いたことのないニュースが飛び込んできました。なんと10歳の少女が脳を食べるアメーバに感染したことにより、原発性アメーバ性髄膜脳炎で発症から1習慣程で死んでしまいました。

脳を食べるアメーバとは一体何なのでしょうか。名前やなぜその少女が感染してしまったのか、画像をふまえて検証しつつさらにその脳を食べるアメーバって日本の川や湖にもいるのかその危険性について調べることにしました。

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脳を食べるアメーバって何?名前は?

脳を食べるアメーバの名前

脳を食べるアメーバってのが存在するのは初めて聞きましたので、驚きました。
その脳を食べるアメーバの名前は何というのでしょうか。

調べた結果、その脳を食べるアメーバの名前はフォーラーネグレリアという水中に住むきわめて小さな原生動物(アメーバ)だそうです。体の形を変えながら動き、大きさは0.02mmから0.6mmほどだそうです。

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脳を食べるアメーバ(フォーラーネグレリア)の画像


何だか、見るだけで気持ちが悪いですね。しかしなが大きさは0.02mmから0.6mmですから肉眼では捉えることは難しいでしょう。

脳を食べるアメーバの感染経路や病気

脳を食べるアメーバ「フォーラーネグレリア」は淡水の温水環境に生息しており、生息している場所の水が鼻から入ると発症する可能性があるとされています。

実は耳や口などからは侵入しないそうで、水を飲み込んだりしても大丈夫だそうです。
変わったアメーバですね。インフルエンザ検査をする時のように、鼻の奥の粘膜あたりから体内に侵入すると言われています。

今回の少女の場合は結果的に原発性アメーバ性髄膜脳炎(PAM)というフォラーネグレリア感染特有の病気で死んでしまいました。

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脳を食べるアメーバに感染して死亡した少女は誰でなぜ?

脳を食べるアメーバに感染した少女の名前

亡くなったのはリリー・メイ・アバン(Lily Mae Avant)さん。9月初旬のレーバーデー(労働者の日、Labor Day)の連休に川と湖で泳ぎ、翌週末に頭痛と高熱に見舞われたという。病状はすぐに悪化し、アバンさんは地元の病院を受診した後、フォートワース(Fort Worth)の小児専門病院に転院した。

引用:https://headlines.yahoo.co.jp/

まだわずか10歳という幼い年齢のリリーちゃん。かわいそうでなりません。両親もどれほどショックだったでしょう。楽しい家族での休日のひと時がまさかこんな事態に発展するとは誰が想像できたでしょうか・・。

脳を食べるアメーバに感染したリリーちゃんの画像


アメリカのCBSNewsにご遺族が提供した画像がありました。
とっても元気な快活な印象のかわいい女の子ですね。

アメリカの統計では、1962年から2017年までにリリーちゃんと同じ脳を食べるアメーバによって感染した患者数は143人と記録されていて、そのうち生存したのは4人だけだそうです。

発症すれば命を落とす可能性が極めて高い恐ろしい病気であることがわかります。

なぜリリーちゃんだけが感染したのか

なぜ、感染したのがリリーちゃんだけだったのか、その理由は残念ながら特定はできませんが、そのアメーバが鼻から侵入し、脳にまで到達してしまったのでしょう。ひょっとすると子供であること、そしてリリーちゃんがたまたま体の免疫が低下していたなど、悪条件が重なって感染してしまったのかもしれません。

詳しい原因がわかり次第追記します。

ただ、付け加えるとするなら、そのフォーラーネグレリアというアメーバは通常滅多に感染することはないというアメーバだそうですが、実は生息の適温が通常25〜35℃だそうで、地球温暖化に伴いその生息域を拡大しているという報告もあります。

今回はたまたまリリーちゃんだけでしたが、こうしてフォーラーネグレリアの生息域が世界規模で拡大を続けると次なる被害が出る可能性もゼロではありませんので注意が必要です。

脳を食べるアメーバは日本の川や湖にもいるのか?

非常に恐ろしいことなのですが、日本にもじつはこの脳を食べるアメーバは生息しているようです。2002年に国立感染症研究所じょが全国200箇所の入浴施設で水質調査を行なった結果、なんと六割の施設から人間にガイとなり得る原発性のアメーバが発見されたと言いますから驚きですよね。その6割の施設から発見された原発性のアメーバの9%がこの「脳を食べるアメーバ(フォーラネグレリア)」だったそうです。

[chat face=”woman3″ name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]もう、恐怖でしかないです。。[/chat]

ただ、国内でのこれまでの感染報告は1件のみ(1996年佐賀県鳥栖市25歳女性)ということですので、感染の可能性としては極めて低いと考えることができるでしょう。

ただ、先述しましたようにフォラーネグレリアの生息地域が増えると今後これまで以上に感染に警戒しなければならなくなりますよね。

脳を食べるアメーバ感染に対する予防策は?

いかに脳を食べるアメーバフォーラーネグレリアの感染に対する予防策を箇条書きでお伝えします。

[box05 title=”予防策と留意点”]
  • PAMのワクチンはない
  • なぜ鼻のみの感染経路かも不明
  • 感染する人としない人も不明
  • 鼻をつまむ(ノーズクリップの使用)
  • 水底に生息するバクテリアを餌にしているので、水底の泥をかき回さない
[/box05]

ニュージーランドでは多くの温泉施設に「アメーバの危険性があるため、顔を水に浸けないように」という注意書きがあるそうです。日本より海外ではこのアメーバに対する認知度が高いことがわかります。

まとめ

ということで、今回はアメリカのテキサス州で脳を食べるアメーバに感染して死亡してしまった10歳の女の子の事故から、脳を食べるアメーバって何?(画像)アメリカ少女はなぜ感染?原因や日本の川湖での危険性や予防策と題してお伝えしました。

  • 脳を食べるアメーバに感染してアメリカに住む10歳のリリーちゃんが死亡
  • 死亡原因は原発性アメーバ性髄膜脳炎の発症
  • 脳を食べるアメーバの正式名称はフォーラーネグレリア
  • フォーラーネグレリアの生息環境は温水(温暖地域)25〜35℃の水中
  • 感染経路は鼻からのみ
  • 日本の川や湖にも存在する(国内での発症事例は過去に1件だけ)
  • フォーラネグレリア感染の予防対策での最善策は鼻をつまむ(ノーズクリップ)こと
  • 温暖化が進めばフォーラーネグレリアの生息域が拡大する可能性があるため警戒が必要

リリーちゃんのことを思うと本当にかわいそうで、残念ですがご家族に心からの慰めをお祈りしています。最後まで読んでくださりありがとうございました。

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